くだを巻く
くだをまく
表現動詞-五段-カ行
標準
to babble in one's cups
文例 · 用例
それに、彼の話がくだくだしくなったのも、おそらくいろいろの見も知らぬ人たちと、のべつくだを巻く習慣から来たものらしい。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
こんなふうにくだを巻く源次の口から、おけいはほかにもいろいろなことを聞いた。
— 山本周五郎 『追いついた夢』 青空文庫
こういう晩の十時すぎ、ときにはもっとおそく、長屋の木戸をはいって来ながら、重さんがくだを巻くのである。
— 山本周五郎 『ちゃん』 青空文庫
重さんがそんなふうにくだを巻くのは、このところずっと仕事のまが悪いからで、そのためにお直や良吉やおつぎが、それぞれけんめいに稼いでいるし、ふだんは重吉もおかしいほど無口でおとなしい。
— 山本周五郎 『ちゃん』 青空文庫
かれらはみな重吉とその家族を好いていたから――しかし、それからのちも、長屋の人たちは重吉が酔って、くだを巻く声を聞くのである。
— 山本周五郎 『ちゃん』 青空文庫
店のほうは客がたて混みだして、話したり笑ったり、酔って来たのだろう、早くもくだを巻く声などが、器物の音といっしょにやかましく聞えていた。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
純友が、腐敗貴族をののしり、慨世の眼じりをあげて、塗炭の民を救えとか、救世の慈父たらんとか、くだを巻くようにいったのも、記憶にはないことはない。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
つゝころばしの手代が、酒を呑んでくだをまくと言ふ難役であつたといふ。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
作例 · 標準
酔っ払った彼は、昔話ばかり延々とくだを巻いていた。
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居酒屋で隣の席のおじさんが、仕事の愚痴をくだを巻いている。
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「もう、やめてくれよ!」と友人に言われても、彼はくだを巻き続けた。
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