手に乗る
てにのる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to fall for a trick
文例 · 用例
「いくら俺をだまそうとしたって、もうその手に乗るものかい、この妖怪」 許宣の後からやって来た王主人は、許宣が門前でやかましく云っていて人に聞かれても面白くないと思ったので、その傍へ往った。
— 雷峯怪蹟 『蛇性の婬』 青空文庫
「いくら俺をだまそうとしたって、もうその手に乗るものかい、この妖怪」 許宣の後から出てきた王主人は、許宣に門前でやかましく言われては、隣家へつけてもていさいがわるいので、その傍へ往って言った。
— 田中貢太郎 『雷峯塔物語』 青空文庫
今更こんな手に乗るものかと思った。
— 菊池寛 『青木の出京』 青空文庫
ひとりでのこっても、つまらないわ」 おまえはその手に乗るのか、という顔で、高志が慶一をにらみつける。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
その手に乗るもんか」 女は女体を振っておおげさに笑った。
— 小林多喜二 『雪の夜』 青空文庫
ヘンべら棒、その手に乗るか、コウこの辺の地廻りはな、雑種とは違う江戸ッ子だ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
「その手に乗るか、ばかな面め。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
先生の気持はよく解るけれど、ジャアナリストの手に乗るということがありますかよ。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
まさかあんな分かりやすい罠に、まんまと手に乗るとは思わなかった。
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彼の巧妙な口車に騙されて、つい相手の手に乗ってしまった。
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挑発に負けて怒り出すのは、まさに相手の手に乗るようなものだ。
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