管束
かんそく
名詞
標準
vascular bundle
文例 · 用例
何があんな花弁を作り、何があんな蕋を作つてゐるのか、俺は毛根の吸ひあげる水晶のやうな液が、静かな行列を作つて、維管束のなかを夢のやうにあがつてゆくのが見えるやうだ。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
何があんな花弁を作り、何があんな蕊を作っているのか、俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
この糸は恰も蜘蛛の糸の様であるが(第五図の右)これはその葉柄の組織の中に多き維管束中の螺旋紋導管の周壁をなしたる螺旋状をなせる糸であります。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
支那名は繁縷であるがそれはこの草が容易によく繁茂する上にその茎の中に一条の縷、すなわち維管束がある所からこの名が生れたのである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
このとき、耳官はその用をなしおるも、他の諸機関はすべて熟睡のありさまにてあれば、ここに心象は意志の管束もなければ、火事の声をかすかに聞くと同時に、この男が旧縁の家(それは平生念頭にかかりおりし)と連合し、ついにかかる夢を結びしならん。
— 井上円了 『妖怪報告』 青空文庫
きょう(十二月二十五日)兄さんがかんそくしていると、とつぜん穴の奥がくずれる音がしたと思う間もなく、奥から怪しい灰色の人ともけだものともつかぬものがはいだしてきて、兄さんに組みついた。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
そういえば、兄さんがこれまでにこの穴で地中を伝わる震動をかんそくして来たが、どうもあたりまえの地震ではないところのへんな震動が交っていた。
— 海野十三 『雪魔』 青空文庫
作例 · 標準
植物の茎を縦に切ると、維管束(管束)が水や養分を運ぶ管として機能しているのがわかる。
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双子葉植物と単子葉植物では、茎の中の管束の配置が異なっている。
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管束の構造を研究することで、植物の成長メカニズムがより深く理解できる。
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