錨鎖
びょうさ
名詞
標準
文例 · 用例
水夫室のまん中にある蓋をとると、その下は錨鎖のはいる箱(チエンロッカー)になっていた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
今しも船首甲板に於ける一等運轉手の指揮の下に、はや一|團の水夫等は捲揚機の周圍に走せ集つて、次の一|令と共に錨鎖を卷揚げん身構。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
」 命令一下、電動機は重くるしい唸をあげて太い錨鎖をがらがらとまきあげていった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
……ごろごろと錨鎖の音がする。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
さて、錨の爪が海底をひっかいて、しっかりと止り、錨鎖がぴいんとはれば、船首は、錨鎖にひき止められて、流れなくなる。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
「錨鎖がはりました」 運転士が、大声で報告した。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
錨は鎖が切れたな」 と思うと同時に、はたせるかな、「右舷錨鎖、切れました」 悲壮なさけびの報告。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
船は、切れた錨鎖を海底に引きずったまま、ぐんぐん岩の方へおし流されている。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫