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鶻人

鶻人
名詞
1
標準
文例 · 用例
鶻人という奴さ」「回鶻人ですってあの男が?
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
しかし現代の社会には回鶻人という奴はいない筈じゃありませんか」「歴史上では滅びているが、しかしあの通りいるのだよ」「いったいどこから来たのでしょう?
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
……見たまえ見たまえ回鶻人が、猛獣の檻を開いたから」 見ると彼らは四方に分かれ五つの檻の前へ立ち、パッと一斉に戸を開けた。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
が、その次の瞬間には、五つの檻から猛獣が――猛獣のような真っ黒のものが、吼えながら一時に現われて、回鶻人を取り囲み、彼らを捕えようとひしめいた。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
あの辺にわずかに残っている、回鶻人の後裔達は――土耳古人との混血児だが――燐光を纒った狛犬を彼らの神の本尊とし、狛犬を祭った神殿に対し、もしも無礼を加えたものは恐ろしい神罰を蒙むるだろうと、こう書いてあるその後へ、神罰の例が二つ三つ記してあったというものさ。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
『それでは園長のエチガライは回鶻人の後裔かな?
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
鶻人という奴は――彼らだけではないけれど、一体に無智の人間ほど不思議な力を持っているもので、彼奴らはつまり妖術者なのだ。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
幸い僕が気がついてすぐ警視庁へ電話をかけ、警官をひそかに呼び寄せておいて、園丁達に云いふくめ、あらかじめ猛獣を檻の中から出しておいたからよかったものの、そうでなかったら市民達の円かな眠りは醒まされたろう」「しかしどういう方便で回鶻人のあの男が園長と知るようになったのでしょう?
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫