辻立ち
つじだち
名詞
標準
文例 · 用例
「いつも、定会の折には、この家の五町四方の辻立ちや、また物見の用心は、すべて各※方の手におまかせしてあるが、今日もお抜かりはなかろうの」「お案じなく」「裏の河原のあたりも」「御念にはおよびませぬ」「……ならば安心」 若いが、あらわにも、盟主の風をみずからゆるしているかのような俊基だった。
— 婆娑羅帖 『私本太平記』 青空文庫
どんなことがあった」「辻の篝屋にかかるたび、辻立ちの武者どもが、お車の内をさし覗いたり、私へも、さまざま、嫌がらせなど、吐ざきまいた」「そんなことか」「でも、あれ御覧ぜられませい。
— 婆娑羅帖 『私本太平記』 青空文庫
が、それでもなお不安なのか、五条大橋と二条烏丸のあいだに辻立ちの者をおいて、もしもの時には、すぐ伝令が聞えるような配置まで取っていた。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫