胡蝶の夢
こちょうのゆめ
表現名詞
標準
being half awake and half asleep
文例 · 用例
東洋の哲人はこれにひと浮きの胡蝶の夢を持って来て譬えますが、実はそういう恍惚も美しさも、その反対なものさえも全く無い任運蕩々の時間と空間なのです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
自ら愉して心に適するや、周なるを知らず、俄然覚むれば即ち邁々然として周なり、周の夢に胡蝶となると、胡蝶の夢に周となるとを知らず……どうだア。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
)唄※世の中の花はみじかき命にて、春は胡蝶の夢うつつ、なにが恋やら情やら。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
永き日の読書にも倦んじて、話すべき友も傍にはおらず、かかるとき肱を枕にコロリとなれば、軒の風鈴に緑を吹き来る風の音|喧からず、そのチリチリに誘われてツイ華胥の国に遊び去る、周荘が胡蝶の夢も殊の外に安らかで、醒めぎわの現なしにも愛らしき音は何の妨げともならぬぞ嬉しい。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるかを知らず」。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
まるで胡蝶の夢のような、現実と区別がつかない不思議な体験をした。
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忙しい日々の中で、ふと胡蝶の夢のようなひとときが訪れた。
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彼の描く幻想的な絵画は、見る者を胡蝶の夢の世界へ誘う。
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