信用状
しんようじょう
名詞
標準
letter of credit
文例 · 用例
尤もその前に一枚のルーブリの形をした信用状が彼のかくしに這入っていたのであったと記憶する。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
すると世間も広くなって、もっと私と話が合うようになりますから」 それから、女二人の旅券だの船だの信用状だのを、自分一人で掻き込むようにして埒を開け、神戸まで見送って呉れた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
鰊漁業などという堅実味のない、経営主の信用状態もあやふやなものに融資するほどに、銀行の金は遊んではいなかった。
— 島木健作 『鰊漁場』 青空文庫
それほど大事なものを失くするなんて実に愚な話だが、旅行中は虎の子の信用状や現金の英貨――旅行に持って歩くには、五|磅乃至十|磅のいぎりすの紙幣が一番いい。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
帰途の汽車中にて信用状の盗難に遭ひ困難したるが、信用状大使館に届き、謝礼三五〇〇麻克にて結末を告ぐ。
— 斎藤茂吉 『つゆじも』 青空文庫
◎又教会が求職者の信用状の一部となるところ面白し 運転手又は雑役年43、一家は聖マーティン教会員間によく知らる レディーアルモナーとは、ロンドンに於けるどんな貴婦人であるのか 病院働男、年三十六、職務に忠実なりとてレディーアルマーの賞讚を受く。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
近藤君が遭難の時なくしたのは、信用状で八千五百円、外に英仏とりまぜて金貨で、六百円ばかりであった、すぐ一人捜しにやったが、とうとう見当らなかった、後に私達が病院に入ってから、二度人夫をだして見たが、フォイツの杖と近藤君の帽子が見つかっただけで、とうとうわからず仕舞いである。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
やはり、夜卓の上に投げ出しておいた、かなり多額の磅紙幣と、巴里のナショナル・エスコートで振出した旅行信用状の入った札入などは、手もふれたようすがなかった。
— 久生十蘭 『墓地展望亭』 青空文庫
作例 · 標準
貿易取引では、安全のために信用状がよく利用される。
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輸出業者は、輸入業者からの信用状を確認した。
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信用状による決済は、代金回収のリスクを軽減する。
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