堅し
かたし
'ku' adjective (archaic)
標準
hard
文例 · 用例
物堅しといわるる人々はげにもと同意すべければなり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
第4図 六足の馬 それから、同書巻十一に、津軽辺で三歳の駒、左の耳に長一寸九分くらいの角生え、曲り、黒く堅し、ただし本の方は和らかくして、また右の方にも生え立ちし角見え申し候と見ゆ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
礼をのべてそこを出て路々打ち喰ふに石よりも堅し。
— 正岡子規 『かけはしの記』 青空文庫
例へば西郷南洲の逸題に、幾歴辛酸志始堅 幾たびか辛酸を歴て志始めて堅し、丈夫玉碎慚甎全 丈夫玉砕、甎全を慚づ。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
」「頸堅し」「幾人か汝と共に来たれる?
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
停り足掻く旅の馬、土蹴る音は緩やかに堅し、輝く光こそ歌ふらめ、歌あひのしじま長きかな、眞晝は脚を休めつつ、ひとつところに、かにかくに過ひ去ぬべきさまもなく、濃き空の色はかなたにうち澱み、暑さはたゆき夢|載せて重げに蒸しぬ。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫
妹を江戸へ連れて来て、一緒に市中を廻ったら、よい手引きになろうもしれぬ」 復讐の念いよいよ堅し そこで周作に暇を乞い、故郷の追分へ帰ることにした。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
入国者――頸堅し、云うまでもなし。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
城門の守りは堅し、正面突破は無謀だと進言いたします。
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二人の間の約束は金石の交わりのごとく堅し。
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敵の陣形は岩のごとく堅し、容易には崩せそうにない。
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