幻辞.com

階段を上がる

かいだんをあがる
表現動詞-五段-ラ行
1
標準
to go up the stairs
文例 · 用例
その狭い入り口から急な階段を上がると、中段の踊り場に花売りの女がいた。
寺田寅彦 三斜晶系 青空文庫
階段を上がる彼女の足音が僕には聞えていないのか?
THE FALL OF HOUSE OF USHER アッシャー家の崩壊 青空文庫
階段を上がる度に息切れがし、汗が出て困った。
小林多喜二 党生活者 青空文庫
階段を上がると廻廊で、突き当たりは杉の大戸、手を掛けて引き開けると灯火のない闇の部屋、そこを通って奥へ行く。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
母親は階段を上がるなり、「おいでやしたえ」とそっちへ声をかけると、今まで暗いところを通ってきた眼には馬鹿に明るい心地のする電燈の輝いている奥から女がさっきのままの姿で静かに立って来た。
近松秋江 黒髪 青空文庫
教わったとおり、突き当りの階段を上がると、ああ此処だったなと前に妻の入院に附添って来たときの事を何かと思い出し、急に胸をときめかせながら菜穂子のいる三号室に近づいて行った。
堀辰雄 菜穂子 青空文庫
階段を上がると、女が一人、たたずんでいた。
坂口安吾 街はふるさと 青空文庫
入り口をはいると、暗いトンネルのような地下道があって、そこをくぐり抜けて階段を上がると、われわれの目から、この東京という現実の世界がまったく消えうせて、そこに別の一つの世界が出現します。
江戸川乱歩 影男 青空文庫
階段を上がる(かいだんをあがる) — 幻辞.com