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日向臭い

ひなたくさい
形容詞
1
標準
having the smell of having been dried in the sun
文例 · 用例
全く考へごとなどするには、勿体ないやうな日和で、暫く日光を浴びてゐるうちに、私は自分が刈草の一束ででもあるかのやうに、骨つぽい両肩や、また考へごとにまでも、日向臭い匂が沁み込んでゐるのを嗅ぎつけないわけに往かなかつた。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
だからこそ今日、わざわざあの日向臭い床屋の店で、張首明とかいう人に調子を合わせて、小半日も油を売ったのですが、すると、それも、私の期待したとおりの結果を生みそうですね。
――十四の場面―― 安重根 青空文庫
筋骨の見える痩せたセッタアは両足を腕にかけ眼を光らせ、日向臭い毛並みを垂れて彼を見詰めていた。
横光利一 旅愁 青空文庫
いやな、日向臭い糠――。
林芙美子 新版 放浪記 青空文庫
若い白瓜の心を抜き、青紫蘇を塩で揉んで詰めて押したのは、印籠漬といって喜ばれましたが、雷干は日向臭いといって好まれませんかった。
小金井喜美子 鴎外の思い出 青空文庫
―――彼女は猫に特有な日向臭い毛皮の匂を嗅がされ、ザラ/\と皮膚に引つかゝるやうな、痛痒い舌ざはりを顔ぢゆうに感じた。
谷崎潤一郎 猫と庄造と二人のをんな 青空文庫
」と、座布団の上へ抱いて来てやつて、大急ぎであかりを消して、やつと彼女は自分の寝床へ這入つたのであつたが、それから一分とたゝないうちに、忽ちすうツと枕の近くにあの日向臭い匂がして来て、掛け布団をもく/\持ち上げながら、天鵞絨のやうな柔かい毛の物体が這入つて来た。
谷崎潤一郎 猫と庄造と二人のをんな 青空文庫
彼女は夜な/\、その一匹の日向臭い獣を抱へて同じ寝床の中に臥ながら、どうして猫と云ふものはこんなにも可愛らしいのであらう、それだのに又、昔はどうして此の可愛さが理解出来なかつたのであらうと、今では悔恨と自責の念に駆られるのであつた。
谷崎潤一郎 猫と庄造と二人のをんな 青空文庫
作例 · 標準
ベランダから取り込んだばかりのタオルは、日向臭い匂いがして心地よい。
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布団を天日干しした後の、あの独特の日向臭い香りは安眠を誘う。
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「このシャツ、太陽の光をいっぱい浴びて日向臭い感じがするね」
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2
標準
provincial
作例 · 標準
都会的な洗練さはないが、彼のどこか日向臭い素朴な人柄に惹かれた。
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その作品には、失われつつある日本の日向臭い田舎の風景が描かれている。
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「君の話す方言は、とても温かくて日向臭い感じがして落ち着くよ」
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日向臭い(ひなたくさい) — 幻辞.com