排外思想
はいがいしそう
名詞
標準
anti-foreign sentiment
文例 · 用例
それからはこの「異人馬鹿」が耳に附いて、京都の秀麗な山河に対しても、宮島の美景を望んでも、之を想ひ出すと、一種の苦い感じが夕立雲の空に拡がる如く急に心頭に掩ひかぶさつて、折角の感興も之が為に台なしにされたとかで、氏は直に之を日本人の排外思想と見做し、日本に可惜疵の随一に算へてゐられる。
— 二葉亭四迷 『露都雑記』 青空文庫
広い浮世が誰にも見られるように、村の娘達の後のためを考えて、そなたが先ず魁を見せたらばな」 山間|僻地に多年潜む排外思想の結果、若き女の血に燃えるのを、脅威を以て抑圧していた、その不合理を打砕かせようと、直芳は熱誠を以て説き入った。
— 江見水蔭 『壁の眼の怪』 青空文庫
この人は生涯元朝に反抗した人で、その詩文にも徹頭徹尾種族的排外思想を鼓吹してあるから、當時の官憲を憚り、之を鐵函に藏して、井中に埋沒して置いたのが、明末の崇禎十一年(西暦一六三八)になつて、世間に現れて來た。
— 桑原隲藏 『蒲壽庚の事蹟』 青空文庫
今日の行政長官張煥相の露骨な排外思想は隅隅に行亘り、商店の看板の露西亜文字までが漢字に改つてゐるが、併し此の大街の気分は建築も店作りも商品も欧洲の田舎街の其れである。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
事変以来、一種の排外思想、殊に反英的空気が濃厚であるのは、政治的にも理由のあることに相違ないけれども、その調子の音頭取りは甚だ不手際である。
— 岸田國士 『一国民としての希望』 青空文庫
鮎釣りぐらい排外思想の旺盛なものはありませんな。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
作例 · 標準
排外思想は、誤った情報によって増幅されることがある。
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