草画
そうが
名詞
標準
文例 · 用例
草画ではあるが、円顔の胖大漢だと云うことだけは看取せられる。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
その後椿岳は観音の本堂傍の淡島堂に移って、いわゆる浅草画十二枚を一揃として描いて、十銭で売ったものです。
— ――浅草奥山の草分―― 『諸国の玩具』 青空文庫
写生の点において広重の技巧はしばしば北斎より更に綿密なるにかかはらず一見して常に北斎の草画よりも更に清楚軽快の思あらしむ。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
「小杉さん」即未醒はそれまでに漫画家あるひは草画家、さしゑ画家として、鳴らしたことは、どうかすると今でもその「小杉未醒」の響きを人の口にすることがある程、博大だつたものだ。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
それで小杉さんは大いに、草画を描きまた大いに文章をかいたのである。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
初期、「未醒」時代の草画、漫画の画式はさう出来てゐたやうである。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
一般にこの点だけが惜しいと思はれたのは、概して何れもその絵が草画コマ絵以上の画格は与へられてゐなかつたことである。
— 木村荘八 『両国界隈』 青空文庫
たゞ惜しいことには見るからに草画風である。
— 木村荘八 『両国界隈』 青空文庫