一本指
いっぽんゆび
名詞
標準
finger
文例 · 用例
只今、御目付の松倉十内様が御検屍として御出役になる迄は、その死骸に指一本指すことは相成らんぞ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
それも、一本指でひくのでした。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『ブタ飼い』 青空文庫
播磨は大小の白柄に対して、奴は面の鎌髭に対して、相手の四郎兵衛は金の角鍔、梅花皮の一本指に対して、互いにひと足も引くことが出来なかった。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
悟空はいつ迄たつても王の手を放さうとしない、果は玩具に戯るゝやうにさすつてみたり、一本一本指を数へてみたりし始めた。
— 牧野信一 『闘戦勝仏』 青空文庫
」黒猫は哲学者の冷静を強いて失うまいとするように、長い口髭を一本一本指でしごきながらいいました。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
上将軍よりのお手判お差紙でもを持参ならば格別、さもなくばたとい奉行本人が参ったとて、指一本指さるる主水之介ではない。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
姫は折角こんな有り難い事に出くわしながら、指一本指す事も出来ず、持ち主の来るのを待っていなくてはならぬのが、自烈度くて堪らなかった。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
「じゃ……」女は一本指を握らしてから、次に五本にぎらした。
— 小林多喜二 『雪の夜』 青空文庫
作例 · 標準
スマートフォンを一本指で器用に操作する。
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赤ちゃんが一本指で絵本を指差した。
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彼はキーボードを一本指でゆっくりと打っていた。
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