艦影
かんえい
名詞
標準
文例 · 用例
而るに今朝来、濃霧四辺を閉ざしシセキを弁じ難き趣きありしが、正午前、玄海洋上に望みし時忽ち右舷に当り大艦影を認む。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
それは、忘れもしない六月二日の朝、濃霧の霽れ間に、日本国駆逐艦の艦影を望見したので、ともかく、衝角だけは免れようと、急速な潜水をはじめたのです。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
映写幕のうえの艦影は、刻々に大きくなってくる。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
そのうちに、艦影は、映写幕一杯になった。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
映写幕上の艦影は、とたんに小さくなった。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
が、こんどは、艦影は、どんどん大きくなっていった。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
よくみると、波のあらい海上を二隻の艦影がまっしぐらに走っている。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
二隻の艦は、いずれもこちらに近づいているらしく、艦影はぐんぐん大きくなってくるのであった、ケレンコは、待ちきれないらしく、やがて、あらあらしい声で、「おい、もっと大きく出してみろ。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫