挫創
ざそう
名詞
標準
contusion
文例 · 用例
あの傷は、打撲に依る挫創並に骨折で、決して出血の多いものではなかった筈だ。
— 大阪圭吉 『気狂い機関車』 青空文庫
もちろん多くの優秀なる学徒たちは何もわざわざそういう質的の、容易なようで実はむずかしい実験などをやらなくても、立派に量的であって、しかもおもしろくて有益であるような研究に従事するほうが賢明であり能率が良いと考えるであろうし、またそれはまさにそのとおりである。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
ばたばたと風になぶられる前幌を車夫がかけようとしているすきから、女将がみずみずしい丸髷を雨にも風にも思うまま打たせながら、女中のさしかざそうとする雨傘の陰に隠れようともせず、何か車夫にいい聞かせているのが大事らしく見やられた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
八丁堀同心近藤右門の口は金鉄にござそうろうあいだ、おん秘密にすべきお喜久の方様のご条々は生々断じて口外いたすまじく、さればこれなる下人一匹、些少ながらご進物としてさし上げそうろうまま、一服盛りにでもご手料理くだされたくそうろう頓首再拝」 したため終わると、伝六、辰に命令一下。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
お尋ねの女はマキと申し、吉原にて女郎五年あい勤めそうろう女にござそうろう。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
てまえ年ごろ世話好きにそうらえば、昨冬とつぜん尋ねまいり、どこぞへ嫁入り口世話いたしくれと申しそうらえば、増弥五こと、家内を失い、不自由いたしおると聞き及びそうろうをさいわい、のち添えにかたづかせそうろうものにござそうろう。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
「マキこと増弥五へかたづきそうろう節、身付き金七百両ほどをひそかにたくわえおりそうろうとのことにござそうろう。
— 死人ぶろ 『右門捕物帖』 青空文庫
ことに漆喰塗りの大仏の胎内は一層の蒸し暑さでありますから、わざわざそういう苦しい中へ這入ってうでられる物数寄もないといったような風で、客はがらりと減りました。
— 大仏の末路のあわれなはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
転倒した際に、膝を強く打ってしまい、皮下組織に挫創ができた。
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激しい運動で筋肉に過度な負荷がかかり、挫創を負ってしまった。
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医師は患部を丁寧に消毒し、挫創の処置を行った。
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