同夜
どうや
名詞副詞
標準
the same night
文例 · 用例
廿一日、壬戌、和田平太胤長の女子、父の遠向を悲しむの余、此間病悩、頗る其恃少し、而るに新兵衛尉朝盛、其聞甚だ胤長に相似たり、仍つて父帰来の由を称して訪ひ到る、少生聊か擡頭して一瞬之を見、遂に閉眼すと云々、同夜火葬す、母則ち素懐を遂ぐ、西谷の和泉阿闍梨戒師たりと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
宵の大津をただふらふら歩き廻り、酒もあちこちで、かなり飲んだ様子で、同夜八時頃、大津駅前、秋月旅館の玄関先に泥酔の姿で現われる。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
慶喜は、六日夜大阪に退き、同夜近臣数人と天保山沖で軍艦開陽艦に乗ろうとしたが、暗夜のため見つからず、先ず米国砲艦イロユイスに身を寄せ、翌七日開陽艦に移乗し、八日の夜抜錨して江戸に向った。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
秀吉は同夜の十時に、全軍に令して一斉射撃で城中を威嚇して居た。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
宜く邸門の守を厳にすべし、と同夜有志多く池田屋に集ると聞く、其の何人たるを詳かにせず」「夜に入り杉山松助、窃に槍を提げ、外出すと云ふ。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
最後に宿直の青年が食べ残した夕食を分析してみると、中に阿片粉末が極めて多量に混入していることがわかったが、同夜同じものを食べた母屋の人々には少しの異常もなし。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
藩老たちは、同夜左のごとき、一書を尾州藩へ送って、朝廷へ帰順の取成しを、嘆願したのである。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
しかも、同夜同じものを食べた他の人々には少しも別条がなかった。
— SILVER BLAZE 『白銀の失踪』 青空文庫
作例 · 標準
事故は午前中に発生し、同夜、警察が捜査を開始した。
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会議は夕方に終了し、参加者の多くは同夜に帰路についた。
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彼は手紙を投函し、同夜のうちに返事を待った。
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