斑毛
ぶちげ
名詞名詞-の形容詞
標準
leopard (horse coat pattern)
文例 · 用例
そうして狸とはどういうものかと問うと、背に八文字の斑毛があり、さし毛をもって筆を結い、綿毛の附いた皮はそのまま吹革の用に供するというから、すなわち上州赤城根などでいう本ムジのことであった。
— 柳田国男 『狸とムジナ』 青空文庫
そればかりではない、ちょうど向うから一疋の犬がやって来た、白と黒の斑毛で、駄犬の代表者といったふうなごくつまらない犬だったが、またひどく臆病で、疑いぶかい性分だったのだろう。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
栗色の斑毛と、恐ろしい枝角と、そしてぎらぎら光る眼とが、いっしょくたになってこちらの眼へとび込んで来た。
— 山本周五郎 『柘榴』 青空文庫
みごとな枝角と、斑毛のある大きな躰躯と、そしてほっそりと敏捷そうな肢とを。
— 山本周五郎 『若き日の摂津守』 青空文庫
丘を越えて下るまでは、百五十歩ばかり先に、その枝角と、からだの斑毛が見えていたが、下りきったところから松の雑木林になり、そこで鹿は見えなくなった。
— 山本周五郎 『若き日の摂津守』 青空文庫
みごとな角、逞しいからだ、雪をかぶっているためか、顎の白い斑毛が汚れた灰色に見える。
— 第二部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
吹きつける粉雪が、くびじろの姿を淡くしたり濃くしたりする、老いてやや色の褪せた斑毛に、みるみる雪が積もっていった。
— 第二部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
作例 · 標準
あの牧場には、珍しい斑毛のポニーが一頭だけ飼育されている。
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パレードの先頭を歩く、見事な斑毛の馬に子供たちの視線が釘付けになった。
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時代劇の撮影用に、美しい斑毛の駿馬が遠方から手配された。
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