精女
せいじょ
名詞
標準
文例 · 用例
どこの御仁かわしゃ得知らんがあの精女の白鳩の様な足にうなされて三日三小夜まんじりともせなんだ御仁があると風奴がたよりをもて来た。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
第一の精霊 だが及ばぬ事じゃ、いかな物ずきでもしわくちゃなはげおやじに……ウフフフフフおかしい様な気もするワ、いい年をして子の様な精女の姿にうなされるとは――はかりきれない美くしさをもって居ると見える。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
とがめはせぬワ、無理だとも思わぬワ、じゃが、マ、ただながめるだけの事で御あきらめなされと云わねばならん様な様子をあの精女はして居るじゃ。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
私達が若かった時――お事位の時には幸いあの精女の様な美くしい女は居なんだからその悲しみもうすいかなしみであったのじゃ。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
お事の若い心にはあの精女はあまり美くしすぎたの…………第二の精霊 ほんにその通りじゃ。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
三人の精霊は一っかたまりになって息のつまる様な気持で一足一足と近づいて来る精女を見て居る。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
精女はうつむいたまんま前に来かかる。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
精女 マア、――何と云う事でございましたろう、とんだ失礼を、――御ゆるし下さいませ。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫