身悶える
みもだえる
動詞-一段
標準
to writhe (in agony)
文例 · 用例
閑吉が煽情的な感傷調で伴奏を入れたりするせゐか、大二郎の啜り泣きは益々火の手をあげて駈け回り、上体を激しく身悶えるので、壜までも危くなつたから私は両腕を伸してしつかりと二つのものを握る他はなかつた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
」 と、叶わぬ身に、身悶える浪路を、奥の方へ、引きずって行こうとするその折だった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
然し次の機会からは、すでに拒まないばかりでなく、快楽に酔ひ痴れ身悶える肉体であつた。
— 坂口安吾 『決闘』 青空文庫
応へはしたものの、あとは身悶えるやうに夫の枕もとに顔を伏せた……。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
父はゐない」「さうでない」栃倉重吉は焦燥に身悶えるかに気色ばんだ。
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫
しかし今度は私は、簾も下ろさずに、横なぐりの雨に打たれながら木々が苦しみもだえるような身ぶりをしているのを、ときどき顔をもたげては、こわごわじっと見入っていた。
— 堀辰雄 『かげろうの日記』 青空文庫
作例 · 標準
病気の苦痛に、彼はベッドで身悶える夜を過ごした。
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彼女は彼の裏切りに絶望し、静かに身悶えるしかなかった。
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怒りに身悶える彼の姿を見て、誰も近づこうとしなかった。
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