染み付く
しみつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to be indelibly stained or ingrained
文例 · 用例
自分の人間的な善意が裏切られたことに苦しみつくして、とうとう獄中で自殺した。
— 宮本百合子 『社会生活の純潔性』 青空文庫
めし屋ののれんの中からは、味噌汁やご飯の香りがうえきった清造の鼻先に、しみつくようににおってきました。
— 宮島資夫 『清造と沼』 青空文庫
修吉は秋山家の例の娘の道案内で、しみつくやうな蝉しぐれを頭上に残して、白昼ながらうすぐらいこの谷底へ降りてきたのだ。
— 坂口安吾 『木々の精、谷の精』 青空文庫
午後の冬の日は室の中からみると暖かさうに照つてゐましたが、それでも戸外に出ると、さすがに襟頸に冷くしみつく樣である。
— 近松秋江 『初雪』 青空文庫
然しいつ晴れるやら分らない霧だったし、それに僕は襯衣の上に宿屋の浴衣を引っかけてるばかりなので、その夜霧が肌にしみつくほど寒い。
— 豊島与志雄 『道連』 青空文庫
」 が、私の心の裡に、こういう山に囲まれた湖畔で、そんな焚火を背景にして、大勢の若い娘たちが生の悦びに充ち溢れながら遊び戯れる光景を、殆ど眼底にしみつくように、鮮かに浮ばせた。
— 堀辰雄 『晩夏』 青空文庫
舞台の色気というものは、誰の目にもしみつくはずだ。
— ストリップ罵倒 『安吾巷談』 青空文庫
なかなか目にしみつく情景でした。
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
タバコの臭いがカーテンに染み付いてしまい、洗濯してもなかなか取れない。
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長年の修行によって、彼の立ち振る舞いには気品が染み付いている。
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一度染み付いた悪い習慣を断ち切るのは、並大抵の努力では不可能だ。
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