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方丈記

ほうじょうき
名詞
1
標準
An Account of My Hut (1212 collection of essays in the Buddhist eremitic tradition, by Kamo no Chome)
文例 · 用例
彼の文学は、本質的に我が『方丈記』や『徒然草』の類と同じく、仏教的無常観によった『遁世者の文学』であり、ヘルン自身がまた現実の『遁世者』であった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
鴨長明の方丈記を引用するまでもなく地震や風水の災禍の頻繁でしかも全く予測し難い国土に住むものにとっては天然の無常は遠い遠い祖先からの遺伝的記憶となって五臓六腑にしみ渡っているからである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
「しっかりしてくれなくちゃ困る」 てえ御立腹なんで……成る程、よく読んでみますと鴨の長明の方丈記の英訳なんで。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
方丈記の英訳の中でも一番古いものだからと仰言って二十円で買って頂きましたよ。
夢野久作 悪魔祈祷書 青空文庫
」 と今更ながら畚を覗くと、冷い磯の香がして、ざらざらと隅に固まるものあり、方丈記に曰く、ごうなは小さき貝を好む。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
方丈記」を読みながら、武田さんと一緒に明かした吉原の夜のことでも想いだしていたい。
織田作之助 武田麟太郎追悼 青空文庫
つまり日本の古文學中で、枕草子とか方丈記とか、または徒然草とかいつた類のものが、丁度西洋詩學の散文詩に當るわけなのである。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
かの陳和卿はその後、生死のほども不明でございまして、まさか、日野外山に庵を結んで「方丈記」をお書上げになつたといふやうな話も聞かず、やつぱり、ただやたらに野心のみ強く狡猾の奇策を弄して権門に取入らんと試みた、あさはかな老職人に過ぎなかつたやうに思はれます。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
作例 · 標準
古典の授業で、鴨長明が書いた『方丈記』の冒頭部分を暗唱させられた。
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方丈記』に描かれた無常観は、現代を生きる私たちの心にも深く響くものがある。
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地震や大火事など、平安末期の災害の様子が『方丈記』には克明に記されている。
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