命冥加
いのちみょうが
形容動詞名詞
標準
providential protection
文例 · 用例
妄念は起さずに早うここを退かっしゃい、助けられたが不思議なくらい、嬢様別してのお情じゃわ、生命冥加な、お若いの、きっと修行をさっしゃりませ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
それまで命を預け置かむ、命冥加な老耆めが。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
妄念は起さずに早う此処を退かつしやい、助けられたが不思議な位、嬢様別してのお情ぢやわ、生命冥加な、お若いの、屹と修行をさつしやりませ。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
さうとは存ぜず私は王様の力で、あの小アジアの市を木端微塵に叩き毀していただきたいと存じ、それをお願ひに上つたのでござりますが、お言葉を承はつてみればそれも致方のないこと、早速|生命冥加な市に告げ知らせるでござりませう。
— 初出未詳 『茶話』 青空文庫
送るものは、早く癒って、また帰って来なさいと、主侯夫妻まで部屋に来て見送ってくださったが、命冥加にもどうやら命はとりとめた。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
津軽め、命冥加な」 良輔が呟きつつ、ついて行った。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
「併し、わしも、命冥加だぞ」 大作が、振向いて、笑った。
— 直木三十五 『三人の相馬大作』 青空文庫
そして「命冥加な大工め。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
戦友たちが次々と倒れる中、生き残れたのは全くの命冥加に尽きる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
九十歳を過ぎてもこうして元気に畑仕事ができるなんて、本当に命冥加なことです。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
あんな大病を患って、また桜を見られるとは。命冥加なことだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro