洋才
ようさい
名詞
標準
文例 · 用例
我が國が建國以來連綿として今日に至るまで、適者の位置に立つことが出來たのは、全くこの和魂漢才主義、若くはそれと同一の意味をもつべき和魂洋才主義の御蔭である。
— 桑原隲藏 『東西交通史上より觀たる日本の開發』 青空文庫
菅公の頃から始まつた言葉であるが、この主義は菅公以前から夙に實行され、明治の御世となつては、同じ和魂洋才主義が實行された。
— 桑原隲藏 『東洋史上より觀たる明治時代の發展』 青空文庫
我が國が建國以來連綿として今日に至るまで、常に適者の位置に立つことが出來たのは、和魂漢才若くは和魂洋才主義の御蔭である。
— 桑原隲藏 『東洋史上より觀たる明治時代の發展』 青空文庫
忠実な訳、巧妙な訳、しつかりした訳、こなれた訳、そんな褒めかたではいつこう歯の立たぬ代物で、これこそ、ボーマルシエが辰野博士にのり移り、両者の舌を一枚に重ね、作者の洋才と訳者の和魂とがにぎやかにもつれ合つて封建末期の快男児フイガロ貧雅郎の一大活劇を語り聴かしているという風な書物である。
— ――ボーマルシエ、辰野隆訳『フィガロの結婚』 『秘伝の名訳』 青空文庫
例へば張之洞と云ふやうな人の考を聞きますと、形而下の學問と云ふものは何うしても西洋から採らなければならぬ、併しながら政治道徳の根本思想は支那に既に在るのであつて、決して西洋から採るに及ばない、詰り和魂漢才と云ふ言葉が日本にあれば、支那では漢魂洋才で往かうといふ考であつた。
— 狩野直喜 『支那人心の新傾向』 青空文庫