独露
どくろ
名詞
標準
文例 · 用例
日清戦争に際して、背後の労働者階級と貧農がどんな風であったかは、この「愛弟通信」から求められ得ないが、国際的な関係の現れとしての北支那海に於ける英仏独露の軍艦の浮游が報じられてある。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
静かな流れに向って、にっこり笑えばにっこり笑い返して来る天真独露の生娘のおもかげ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
ところでこの真なるものも、いわゆる分化作用で、いろいろの種類と程度を有しているには相違ない、英仏独露の諸書を猟渉したらばその変形のおもなものを指摘する事はできる事になりましょう。
— 夏目漱石 『文芸の哲学的基礎』 青空文庫
三六、ロシアに向かう 同日、午後七時ケーニヒスベルク発車、夜中十一時、独露国境に着す。
— 井上円了 『西航日録』 青空文庫
それから小さな独露辞書らしいものもあった。
— 堀辰雄 『旅の絵』 青空文庫
而して独露だけではない。
— 大隈重信 『吾人の文明運動』 青空文庫
而シテ外、英米獨露悉ク信ヲ傷ケザルモノナク、日露戰爭ヲ以テ漸ク保全ヲ與ヘタル隣邦支邦スラ酬ユルニ却テ排侮ヲ以テス。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
それから小さな獨露辭書らしいものもあつた。
— 堀辰雄 『旅の繪』 青空文庫