国主大名
こくしゅだいみょう
名詞
標準
daimyo with a domain of one or more provinces (Edo period)
文例 · 用例
『一代女』の中では、お針の師匠をした時の話や、初めの方の国主大名の妾の話や、老いて若づくりして、作声して春をひさぐ条などが、面白い。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
生々世々、国主大名などに再びとは生れまじきぞ、多勢の中に交じりながら、孤独地獄にも陥ちたらんが如く苦艱を受くること屡々なりなど仰せられ、御改易のことについては、些の御後悔だに見えさせられず候。
— 菊池寛 『忠直卿行状記』 青空文庫
御承知の通り、国主大名が殿中に於て非業の死を遂げた場合には、家名断絶は柳営の規則でございますから、伊達公のお通りがかりが無ければ、細川家は当然断絶すべき場合でございました。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
先生が、それほどにごらんになりたがるほどのものならば……と、この老爺、またしても持って生れた病がきざして参りましてな」「ナニ、何がどうしたというのだ、仙台公秘蔵の王羲之は、国主大名将軍といえども借覧のかなわないものだから、是非に及ばない。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
土地が好かない馬子が厭だ、この追分に馬子がなかったら、国主大名も行き立つめえ。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
美人画の五渡亭国貞、風景画の一立斎広重、武者絵の一勇斎国芳と名人上手|簇出の勢に駆られて、天保年間の流行は、苛も絵心あるものは、猫も杓子も、いや国主大名から、質屋の亭主、紺屋の職人までも、浮世絵を描いて、その巧緻精妙な技巧の末を競ったのです。
— 左京の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
国主大名――といったところで、それは決して話術の上の誇張ではなく、現に勢州亀山六万石の城主、朝散太夫|石川日向守総和は、歌川豊国の門下で、国広と署名した木版美人画を作り、それが今の世にまでも伝わっております。
— 左京の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
浮世絵師の国主大名、石川日向守も、世の流行に漏れず、三人の愛臣を持っておりました。
— 左京の恋 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
作例 · 標準
国主大名ともなれば、江戸参勤の際の行列も非常に長く、壮観なものだった。
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将軍家との縁戚関係を持つ国主大名は、幕政においても一定の発言力を持っていた。
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国主大名としての威信を保つため、屋敷の造作や献上物には細心の注意を払った。
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