肌合い
はだあい
名詞
標準
disposition
文例 · 用例
彼の高飛車と粗雑はさすがに、神経のこまかいインテリ青年たちと肌合いの合わないものがあった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
道理で、あなた、河川の事に詳しいと思った」 私は苦笑したが、この爛漫とした娘の性質に交った好学的な肌合いを感じ、それがこの娘に対する私の敬愛のような気持ちにもなった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
学ぼう、学ぼうと思いながらも、悟空の雰囲気の持つ桁違いの大きさに、また、悟空的なるものの肌合いの粗さに、恐れをなして近づけないのだ。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
縄張りの顔立てなぞに到るまで、決して相手を高飛車にキメ附けるような侠客式の肌合いを見せない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そんな風ですから、田の草を取っている在所の娘さん達とは自然と肌合いも違いましょうし、その上に両方とも江戸者同士ですから、六三郎とも調子が合って、話もだんだんに面白くなって来たんですね。
— 岡本椅堂 『子供役者の死』 青空文庫
そうやって描かれた作品の世界が、これまでの丹羽氏の作品がよきにつけ悪しきにつけ持っていた生の肌合いを失って、室生犀星氏の或る種の作品を髣髴とさせることにも、この作品としての問題はひそんでいるのだろう。
— 宮本百合子 『作品の主人公と心理の翳』 青空文庫
単なる插話という以上の子供と大人の生活のいきさつが圧縮されて出ているので、こまかに事柄を追ってみれば、ここに叱る母の無理なさ、つい鋏でジョキジョキやってしまった子供の邪気なさ、その家ではその頃子供に切りぬき絵を買ってやることに心づかないでいる庶民ぐらしの肌合いというものが、まざまざと出ている。
— 宮本百合子 『「保姆」の印象』 青空文庫
そういう肌合いは、『白樺』の人々が身近く感じている女性と、言葉づかいからして違っているわけであったろう。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
作例 · 標準
その人は穏やかな肌合いを持っていて、誰からも好かれていた。
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新しい職場は私とは肌合いが違うと感じたが、徐々に慣れていった。
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彼の作品には、どこか懐かしい肌合いがある。
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