服す
ふくす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to obey
文例 · 用例
私が枡に足を蹈み込んだばかりに、肥つた四十年配の女が二人、飛び込んで来て、「ああよかつた、端ッこでもあつてこそよございました、もう五分早ければよございました、惜しいことをしました、私は今朝から一服もしません、ええでも一幕見てから一服することにいたしませう」なぞと、イキセキ切つて云ふのであつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
我々の詩について――新しい詩壇の詩について――芥川君が聰明な理解と見解をもてることは、前述べた如く自分の常に敬服する所である。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
このごろは、友人の作品にも、ひたすら感服するように心掛けています。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
その後交通は急劇に頻繁となり、人は竟に自然をだけ克服する力では、眩ぐるしき対人圏に於て誠実たり得ず、やがては我を忘れるに到つたのである。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
お町は高笑ひするやうに成りて、時は新玉の春に成りぬ、お美尾は日々に安からぬ面もち、折には涕にくるゝ事もあるを、血の道の故と自身いへば、與四|郎は左のみに物も疑はず、只この子の成長ならん事をのみ語りて、例の洋服すがた美事ならぬ勤めに、手辨當さげて昨日も今日も出ぬ。
— 樋口一葉 『われから』 青空文庫
そうしてこの大政治家の能力と独創的天分とに感服すると同時に、科学的考察力の欠乏を認めた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
しかしその上手な点を「頭」へ矢つぎ早に受け込んで、そして一々感服する方がとかく主になってしまって、何かしらしみじみと「胸」に滲み込んでくるような感じが容易には起りにくい。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
しかも室生君の藝術そのものに對しては、一も二もなく敬服すると言つて嘆賞してゐる。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
作例 · 標準
厳しい上官の命令にも、彼は黙って服した。
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国の法律には、国民は皆服さなければならない。
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子供たちは、先生の指示に素直に服した。
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標準
to serve (in the army, a prison sentence, etc.)
作例 · 標準
彼は刑期を終え、ようやく社会に復帰した。
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亡くなった主人を思い、彼女は喪に服している。
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学生時代は部活動に服し、毎日練習に励んだ。
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標準
to go into (mourning)
作例 · 標準
父が亡くなってから、母はずっと喪に服している。
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王室のメンバーは、慣例に従い喪に服した。
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彼女は、愛するペットのためにしばらく喪に服すことに決めた。
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標準
to take (medicine, poison, etc.)
作例 · 標準
毎朝、欠かさず薬を服するように医者から指示された。
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毒を服して自ら命を絶つという悲劇的な結末だった。
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苦い漢方薬も、健康のためなら喜んで服すことができる。
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