収税吏
しゅうぜいり
名詞
標準
tax collector
文例 · 用例
収税吏に新宅の税を督促さる。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
収税吏にその身を窶した大学生の田野流吉が何やら切りと指をあちこちに差しながら提灯持ちに向つて案内をいそがせてゐる様子であつた。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
そこに高張提灯をつけて、五種類の酒の出来具合を収税吏と農林技士が吟味しようといふのである。
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
「執達吏と収税吏が、泥酔してしまつて、いつかな動かうともしませんが?
— 牧野信一 『酒盗人』 青空文庫
一体租税とか女房から頼まれた手紙とかいふものはよく忘れ勝なもので、そんな物を忘れたり、怠つたりした所で、一向|掛構ひの無ささうなものだが土地の収税吏は怖い顔をして催促に出掛けて来た。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
収税吏は痩せた男だつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
すると女将はいきなり大きな掌面でもつて収税吏の横つ腹を押へてぐつと締めつけた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
収税吏は女将の手許を潜りぬけて、空壜のやうに表へ転がり出したと思ふと、直ぐ巡査を連れて戻つて来た。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
収税吏は差し押さえの令状を手に、滞納者の家へと足を踏み入れた。
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物語の中で、収税吏は冷酷な悪役として描かれることが多いが、彼らも職務を遂行しているだけだ。
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若き日の彼は収税吏として各地を巡り、庶民の暮らしの厳しさをその目で見てきた。
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