身を捨てる
みをすてる
表現動詞-一段
標準
to throw away one's life
文例 · 用例
夫のために、身を捨てるのだと思ふと、心が水のやうに澄んで來る。
— 菊池寛 『袈裟の良人』 青空文庫
汝、我らのために身を捨てるべし。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
思うことのかなわない時に身を投げる人があるのですから、私のこの愛情を深い水とお思いになって、それへ身を捨てるとお思いになればよいと思います」 と夕霧は言った。
— 夕霧二 『源氏物語』 青空文庫
ただどう身を捨てるかが問題である。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
愛し、誓い、捧げ、身を捨てるようなまともな態度でなければこの人生の重大面を乗り切れないからである。
— 倉田百三 『人生における離合について』 青空文庫
「前にお話したように覚えておりますが、私はあなたの所へ、自分の身を捨てるつもりでやって参りましたの。
— 豊島与志雄 『人間繁栄』 青空文庫
アフリカの山奥や南洋の荒磯に住んでいる土人らの中にも敵を恐れぬ勇気、おのれの種属のために身を捨てる義心にいたっては決してヨーロッパ人に劣らぬ者があるが、機関砲で撃たれ、水雷で攻められてはいかんともしようはない。
— 丘浅次郎 『戦争と平和』 青空文庫
たとえば「身を捨てる」という事を顕著にするために、雨にぬれても平気で歩くというごとき奇異な行ないをすると、世人は直ちに「貴い人だ、世間に執着しない」と認めてしまう。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼は愛する人を守るため、危険に身を捨てる覚悟をした。
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特攻隊の若者たちは、国のために身を捨てることを命じられた。
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絶体絶命のピンチに、彼は仲間を助けるために我が身を捨てた。
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