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アラベスク

アラベスク
名詞
1
標準
arabesque
文例 · 用例
ただ、その一定の限界をもつた空間がいよいよ充實して來てをり、かつまた、いくらか躊躇しながら引き延ばされた各※の線が、互に相會して、挑みあひ、絡まりあつて、そこにいかにも詩人らしい運命のアラベスクを織り出しはじめてはゐる。
「そしてこの稀有で、偉大で、しかも果敢ないもの、一個の詩人」 モオリス・ド・ゲラン 青空文庫
こゝでは彼の企てた『硝子のやうな透明感』また、東洋の七宝のやうな光りのけんらんたるアラベスクを現出してゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
多彩なるアラベスク
富永太郎 熱情的なフーガ 青空文庫
人生はそれぞれに、他人の容喙を許さない、様々なアラベスクを持つてゐるものだと、富岡は、遠い島で考へてゐた、比嘉医師へのなつかしみも、いまは、少しばかり冷えて来てゐた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
書を見れば誰でもその書かれた文字の意味を知らうとするが、それと同時に意味などはどうでもよい書のアラベスクの美に心をひかれる。
高村光太郎 書の深淵 青空文庫
しかもそのアラベスクがただの機械的、圖樣的のものでなくて、それを書いた人間の肉體、ひいてはその精神の力なり、性質なり、高さ低さ清さ卑しさまでが明らかにこちらに傳播してくるのである。
高村光太郎 書の深淵 青空文庫
それが譬えていえば、小川に洗われて底に沈んでいる陶器の破片が染付や錦手に彩られた草木|花卉の模様、アラベスクの鎖の一環を反映屈折させて、水の流れと共にその影を揺らめかしているかのように見える。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
死灰から更生した壺の胴まわりには怪獣と夢想の花のアラベスクが浮きだされている。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日アラベスクについて考えている。
アラベスクという言葉は日本語で重要だ。
彼はアラベスクの意味を理解している。
この文にはアラベスクが含まれている。
ウィキペディア

アラベスク は、アラビア風の意。アラビア模様ともいう。一般にはイスラム美術の装飾模様のこと。唐草などの植物の蔓(つる)、葉、花の図案化や幾何学図形によって、左右対称で連続性を重視した模様を構成する。イスラム教では偶像崇拝を禁じているために、モスクなどの装飾として広く用いられた。

出典: アラベスク — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0