種紙
たねがみ
名詞
標準
silkworm egg card
文例 · 用例
本當に此所へ來て養蠶をしやうと思ふものがあれば五枚や十枚の種紙ならば人が手傳つても桑位は摘んでやる。
— 長塚節 『佐渡が島』 青空文庫
同じ士族屋敷風の建物でも、これはいくらか後で出来たものらしく、蚕の種紙をあきなう町の商人の所有に成っていた。
— 島崎藤村 『岩石の間』 青空文庫
眼に見えぬ光線を透されたのは写真の種紙ばかりではない。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
この部屋に集っている東洋人の頭の中の種紙も、誰も一様にある光線にあてられすでに変質してしまった頭になっていた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
それが、ここで蚕の種紙をまもっている番人の爺さんだった。
— 別所梅之助 『雪の武石峠』 青空文庫
十年ほど前の夏、私が此村を訪うて、種紙屋と間違へられた事があつた。
— 折口信夫 『雪まつりの面』 青空文庫
」 と話しているところへ、父が種紙を二三枚さげて座敷にあがってくる。
— 前田夕暮 『種紙の青む頃』 青空文庫
「種紙がすっかり青くなったぞ。
— 前田夕暮 『種紙の青む頃』 青空文庫
作例 · 標準
養蚕農家は、蚕の卵がびっしりと付いた種紙を温度管理された部屋で保管する。
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春の配蚕の日、農協から配られた種紙を受け取って大切に持ち帰った。
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明治時代の輸出品として、日本の種紙は海外でも高く評価されていた。
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