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黒木

くろき
名詞頻度ランク #20911 · 青空 328
1
標準
unbarked lumber
文例 · 用例
また方面によっては、二合目位から以下に、雪が及んでいないのは、それも実際雪がないからではなく、森林帯の黒木のために截ち切られているからである。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
黒木の柱、梁、また壁板の美事さ、結んでいる葛蔓の逞しさ、簀子の竹材の肉の厚さ、翁は見ただけでも目を悦ばした。
岡本かの子 富士 青空文庫
白木綿の布子、襟が黄色にヤケたのに、單衣らしい、同じ白の襦袢を襲ね、石持で、やうかん色の黒木綿の羽織を幅廣に、ぶわりと被つて、胸へ頭陀袋を掛けた、鼻の隆い、赭ら顏で、目を半眼にした、眉には黒も交つたけれど、泡を塗つた體に、口許から頤へ、短い髯は皆白い。
泉鏡太郎 松の葉 青空文庫
色の黒い、痘痕だらけの、蟹の甲羅のやうな道化た顔をして、白墨の粉の着いた黒木綿の紋付に裾短い袴を穿いた――それが真面目な、教授法の熟練な教師として近郷に名の知れてゐる、二十年の余も同じ山中の単級学校を守つて来た此処の校長の田宮であつた。
石川啄木 青空文庫
……もう久しく……正月の初め頃から、この病院の特等室に寝起きしている、黒木繁という患者で、元来欧洲航路のカーゴボートの一等運転手であったのが肺尖を患った揚句、この病院の新聞広告を見て静養しに来たものだそうである。
夢野久作 復讐 青空文庫
……あんまり馬鹿馬鹿しい云い草なので、実は僕も面喰っているのですがね……ハハハハハ」 黒木はしかし笑わなかった。
夢野久作 復讐 青空文庫
そうして近いうちにこの村に遣って来るに違い無い……イヤ……事によると、もうそこいらに来ていて、妾の姿をジロジロ眺めているかも知れない……と云うので、恰で夢みたような事を主張するのです……しかも真剣に……」 熱心に傾聴していた黒木は今一度、長いため息をした。
夢野久作 復讐 青空文庫
何でも品夫はその小説を読んでから、そんな気になったのじゃないかと思うんですが……」「ハハア……」 と黒木はイヨイヨ感動したらしく、片手で鼻の下を撫でおろした。
夢野久作 復讐 青空文庫
作例 · 標準
茶室の建築には、趣のある黒木が使われている。
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黒木を使った家具は、木本来の風合いが楽しめて人気が高い。
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この地域の伝統工芸品は、地元で採れた黒木を加工して作られる。
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