崖伝い
がけづたい
名詞
標準
文例 · 用例
二つばかり転がったが、ゴロゴロと河岸の石崖伝い河の中へ落ちて行った。
— 国枝史郎 『三甚内』 青空文庫
――が、咄嗟に御方の眼を怖れてあたりを見廻したが、折よく、その姿がなかったので、崖伝いにザワザワと二人の後を慕いだした。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
バラバラ、バラバラと、揺するたびに落ちてくる枯葉を浴びて、崖伝いに下りてゆくと、そこは、太田媛神社の境内であった。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
強右衛門は、城の片隅にある一叢の木立へかくれ、やがて不浄門へ崖づたいに降りて行った。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
伊織は救われたように、崖づたいに駈けて行った。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫