挙国一致
きょこくいっち
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
national unity
文例 · 用例
挙国一致して日本語の国民性を擁護すべきであろう。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
と言わんよりもむしろ、国家の大難に当たりてこれを挙国一致で喜憂する事においてその生活の題目を得た。
— 国木田独歩 『号外』 青空文庫
而も上御一人をはじめ奉り、下は庶民に至るまで正しく挙国一致の体勢のもとに、国体の尊厳と、皇道の大本、然してまた日本武士道の精華とを表現しようとした。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
近藤の意見では、公武合体、即ち鞏固なる挙国一致内閣で攘夷すべしと云ふのである。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
平生政見を異にした政治家も志を一にして公に奉じ、金を守るにもっぱらなる資本家も喜んで軍事公債に応じ、挙国一致、千載一遇の壮挙は着々として実行されている。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
「なにしろ、日本は小さいけれども、挙国一致ですからかないませんやな。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
そこで、はじめて、カルタゴ市民は(カルタゴは、都市国家であったから、市民は国民なのである)挙国一致、国難に赴く決心をし、如上の如き態度を執ったのであったが、時既に遅く、前記の如く、相当の期間独立を保ったが、遂には亡ぼされた。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫
いかに、挙国一致国難に赴くの態勢を執ったところで、時期に遅くれては何んの効果も無いという、よい例の一つである。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫