不急
ふきゅう
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
in no hurry
文例 · 用例
それに「人間がさまざまな不要不急のことがらを、重要なことだとわかったときには復活できるという保証のもとに忘れてしまう特権をとりもどすことができれば、その旅路も少しは楽しいものになるかもしれない」(「思考のおもむくままに」前出『ワークステーション原典』)のだ。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
のみならず、現在の日本において、同じ文化運動でも、その本末と、軽重と急不急との序次を考察して、大局に関係するものを先とし、局部的なものを後廻しにするだけの用意があったでしょう。
— 与謝野晶子 『婦人指導者への抗議』 青空文庫
表面に「不急の土用消息」と大書してある。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
同時に不急且つ不必要と思はれる所謂動詞を排除してあるから、記憶の負擔を大いに減ずることになる。
— 高田力 『ベーシック英語』 青空文庫
六、文教に関する新事業が決して不急事業に非ざることを戦時予算の面にはつきり表はしてほしい。
— 岸田國士 『一国民としての希望』 青空文庫
しかるに論者は一方においては冗官を汰すべし、不急の土木を廃すべし、地税を減ずべしと疚痛惨怛、かの舜が歴山の野に犂によって佇み、旻天に号哭したるがごとく嘆訴すれども、かえって一方においては海陸軍を拡張せざるべからずと勧告するはなんぞや。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
この公債の日本政府委員は民部大蔵大輔|大隈重信と少輔|伊藤博文であるが、さなきだに財源にくるしんでいた他省方面の閣僚から、不急事業というので猛烈な反対をうけたのをあえて押切って調印したのは鉄道とは表看板で、そのじつこの百万ポンドの大半をあてがって幣制改革を行うのが、主目的であった。
— 服部之総 『明治の五十銭銀貨』 青空文庫
尾瀬の開発が、世論にのぼってからでも十余年の年月を経ているのに、その責任に対しても特に研究するということがなく、たった十種ぐらいの植物の存在をタテにとって、広大な高原を自分の不急の研究室として原始のままで保存させうるものときめている植物博士の頭の悪さの方が度しがたい。
— 坂口安吾 『我が人生観』 青空文庫
作例 · 標準
不要不急の外出を控えるよう、行政から注意喚起が出されている。
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それは不急の用件ですので、お手隙の際にご確認いただければ結構です。
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不急の修理は後回しにして、まずは漏水の対応を最優先してくれ。
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