観葉
かんよう
名詞
標準
文例 · 用例
まんなかをカンナとコキア、観葉種です、それから花甘藍と、あとはキャンデタフトのライラックと白で模様をとったりいろいろします。
— 宮沢賢治 『花壇工作』 青空文庫
花ばかりでなくいろいろ美しい熱帯の観葉植物の燃えるような紅や、けがれのない緑の色や、典雅な形態を見ればたれしも蘇生するここちのしない人はあるまい。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
背中を門塀にもたれかかったところ、それが開きましたので、低い植込みの列と観葉植物が植えられた鉢の列との間の階段を上り、ホテルのベランダまで行きました。
— 一八九三年七月二二日付 チェンバレン 宛 『手紙』 青空文庫
すなわち紫蘇は西洋ではその葉の紫色を愛でて観葉植物となっているが、日本ではよい香のあるその葉がアオジソとともに香味料食品となっている。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
ガラスには自動車のスパーク・プラグの広告ポスターや盆踊りの案内が貼ってあり、内側の棚に置いたいくつもの観葉植物の鉢によって、窓の下半分はふさがれていた。
— 片岡義男 『頬よせてホノルル』 青空文庫
七十二歳の、やせた老体を籐椅子に落ち着け、鉢植えの観葉植物がいくつか乗っている幅の広い窓枠に片腕をもたせかけ、彼女はいつもとおなじように窓の外を見ていた。
— 片岡義男 『波乗りの島』 青空文庫
大きな観葉樹の影の、空気のよく冷えた席で、ふたりはケーキを食べた。
— 片岡義男 『少女時代』 青空文庫