画餅
がべい異読 がへい
名詞
標準
something useless
文例 · 用例
然し、私は私のやつたことが画餅に帰するほど、現代の資本主義組織が何の程度まで頑固なものであるか、何の程度まで悪い結果を生むものであるか、そればかりではなく、折角私が無償で土地を寄附しても、それですら尚農民達は幸福になれないのだといふことが、人々にはつきり分つていゝのぢやないかと思ふのです。
— 有島武郎 『私有農場から共産農団へ』 青空文庫
将門の方は和解の事|画餅に属して、おもしろくも無く石井に帰つたが、三月九日の経基の讒奏は、自分に取つて一方ならぬ運命の転換を齎らして居るとも知る由無くて居た。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
実は自分は梅子|嬢を貰いたいと兼ねて思っていたのであるから、井下伯に頼んで梅子|嬢だけ滞めて置いて後から交渉して貰う積りでいた、然るに先生の突然の帰国でその計画も画餅になったが残念でならぬ。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
たまたま或人が出て能楽界を振はせようとして会などを興した事などもあつたが、とかく流儀争ひなどのために子供のやうな喧嘩を始めて折角の計画も遂に画餅に属するに至つたのは遺憾な事である。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
それがため、女優第一人者を、誠意をもって誤謬なく書残しておこうとしたことが画餅になってしまったのを、大変残りおしく思う。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
明日の晩お敏に逢えなけりゃ、すべての計画が画餅になる訣だろう。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
さっきから熱心に耳を傾けていた泰さんと新蔵とは、この時云い合せたように吐息をして、ちらりと視線を交せましたが、兼て計画の失敗は覚悟していても、一々その仔細を聞いて見ると、今度こそすべてが画餅に帰したと云う、今更らしい絶望の威力を痛切に感じたからでしょう。
— 芥川龍之介 『妖婆』 青空文庫
で、マタ・アリも大いに喜んで、殿下のお供をしてトルコへ発とうとしていると、パリーのエジプト関係者から思いがけない電報が飛んで来て、このドイツの策略はすっかり画餅に帰してしまった。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
作例 · 標準
壮大な計画を発表したが、実現性のない画餅に終わった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は理想ばかり語るが、具体的な行動が伴わないので、それはただの画餅だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
予算のないプロジェクトで、豪華な設備導入案は画餅に過ぎない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash