丑年
うしどし
名詞
標準
year of the Ox
文例 · 用例
丑年の事だから、と私が唄を聞きたさに、尋ねた時分……今から何年前だろう、と叔母が指を折りましたっけ……多年になりますが。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」 三十一「故郷では、未婚の女が、丑年の丑の日に、衣を清め、身を清め……」 唾をのんで聞いた客僧が、「成程、」 と腕組みして、「精進潔斎。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
江戸時代の天保三年、これは丑年じゃあない辰年で、例の鼠小僧次郎吉が召捕りになった年だが、その正月二日の朝の出来事だ。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
これで小雛が丑年の生れだと、いよいよ因縁話になるのだが、実録はそう都合よくゆかない。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
建久四|癸丑年に十九なら安元元|乙未年すなわち未歳生まれで寅歳でない、『東鑑』は偽りなしだから『異本曾我物語』は啌で寅歳生まれで虎と名づけたでなく寅時にでも生まれたのだろ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
「忘れもしない天保|丑年の十二月で、わたくしが十九の年の暮でした」 半七老人の功名話はこうであった。
— 石燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
東雲の二代目になる息子は、雷門の焼けた丑年生まれで、師の没せられた時は十四、五、名を栄吉といって後に二代東雲となりましたが、この人、気性は父に似て至って正直で、物堅い人、また甚だ楽天家でありましたが、かなり酒量の強い方の人であった。
— 東雲師の家の跡のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
前に幾度かいった通り、慶応元年丑年十二月十四日の夜の四ツ時(私の十四の時)火事は浅草三軒町から出ました。
— 浅草の大火のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
例句