肌身離さず
はだみはなさず
副詞表現
標準
(carrying) close to one's person
文例 · 用例
指輪を肌身離さず、やつとその共犯者を二大陸にわたって追いかけ、ついに捕まえました。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
彼等は凡て羊の皮に焼火箸で書いた自己の「創作集」を肌身離さず背嚢の中に蔵して、敗戦のテントの中では戦友同志に読み合せて慰め、祝勝の宴の上では、節を編んで詩にうたつた。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
その書物はもうどこの本屋にもないとの事でしたから、私はその後、今一度図書館に通いまして、そのお話のところだけを書き写して、お兄様のお写真やお話の記事と一緒に肌身離さず持っておりましたので、お読み悪いか存じませぬが、そのままここに挟んでおきます。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
老婦は一つの位牌を肌身離さずに持つてゐた。
— 田山花袋 『歸國』 青空文庫
肌身離さず御持なすった写真が有ました。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
肌身離さず持つてゐやはつたんやさかい、それを取り上げると氣も狂ひまへう。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
しかもその標本室の鍵は、この通り、宿直に当ったものが肌身離さず持っているのだから、盗み出される気遣は絶対に無い」と答えていなかったらどうでしょう。
— 夢野久作 『一足お先に』 青空文庫
母の涙の紀念として肌身離さず持っていたわずかの金を惜しげもなく抛げ出して入社した三崎町の苦学社を逃げ出して再び下谷の伯母の家に駆け込んだ時は、自分ながら生命のあったのを怪しんだほどである。
— 白柳秀湖 『駅夫日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は亡き母の形見の時計を、肌身離さず持っている。
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合格祈願のお守りを肌身離さず持ち歩いたおかげで、試験に受かった。
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大切な書類は、肌身離さず携帯するようにしている。
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