飴色
あめいろ
名詞名詞-の形容詞
標準
amber
文例 · 用例
その列車の食堂は明るくて、その天井は白いロイドで貼つてあり、飴色の電燈は、カツカと明つて燈つてゐました。
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
線路に沿うたとある森影から青い洋服を着て、ミレーの種蒔く男の着て居るやうな帽子をかぶつた若者が、一疋の飴色の小牛を迫うて出て來た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
赤い天鵞絨の頭巾をかぶったちひさな子が、毛布につつまれて窓の下の飴色の壁に上手にたてかけられ、まるで寢床に居るやうに、足をこっちにのばしてすやすやと睡ってゐます。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
――前日、子の口の朝の汀に打ち群るゝ飴色の小蝦の下を、ちよろ/\と走つた――真黒な蠑※に似て双ながら、こゝに其の丈十|丈に余んぬる。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
線路に沿うたとある森影から青い洋服を着て、ミレーの種まく男の着ているような帽子をかぶった若者が、一匹の飴色の小牛を追うて出て来た。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
実のところ今朝から客足が思わしく無く持荷の半分も捌ける見当がつかず、いたずらに納屋で飴色の腹に段々鼠色の斑が浮いて出る沢山の鮎の姿を思い出すとうんざりした。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
水飴色のうららかな春の日の中に両岸の桜は、貝殻細工のように、公園の両側に掻き付いて、漂白の白さで咲いている。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
土間から細縁を上ると其処は六畳敷ばかりの板の間へ薄い藺呉座が延いてあって、女中や下男の、古い飴色の箱膳が並んで居る。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日飴色について考えている。
飴色という言葉は日本語で重要だ。
彼は飴色の意味を理解している。
この文には飴色が含まれている。