言い付ける
いいつける
動詞
標準
文例 · 用例
奥さんが女中を呼んで言い付ける。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
又代りを言い付ける。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
去るに臨んで番語で猴に言い付ける、たまたま訳史聞き得て来って呉に告げたは、客、猴に教えて汝飲まず食わずば必ず縛を解かるべし、その時速やかに逃れ去れ、我は十里外の小寺中に俟ち受けんというたと。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
明後二十三日には堺の妙国寺で、土佐の暴動人に切腹を言い付けるそうでございます。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
つきましては、フランス側の被害者は、即死四人、手負い七人、行くえ知れず七人でありましたから、土佐のものも二十人ぐらいでよろしかろうということで、関係者二十人に切腹を言い付けるそうでございます。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
まさかそれが旦那だとは夫人も言いかねて、貉か犬でもあろうから捧で突ッついて見よなぞと言い付けると、早速下男が竹竿を取り出して来て突こうとするから、たまらない。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
「火の元を消さなければ悉く死罪を言い付けるぞ。
— 室生犀星 『野に臥す者』 青空文庫
後見のこの叔父が言い付けるのだ、病人などを引合に出すことはない」「…………」「どうだ、浪江、返答を聞こう。
— 殺され半蔵 『銭形平次捕物控』 青空文庫