手籠
てかご
名詞
標準
handbasket
文例 · 用例
」おしかは固くなって手籠を離さなかった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
きょうはおれ一人だから、こうして手籠めに遭っているんだ。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
ばあさんは、猫の毛のついた手籠を提げて丘を反対の方へ下った。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
「捨てる云うたって、家に生れて育った猫じゃのに可愛そうじゃの」「うらあもう大分風呂イ入らんせに垢まぶれじゃ」 四五日、捨てる、捨てないで、云いあった後、ばあさんは、一日をつぶして、猫を手籠に入れて捨てに行った。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
ばあさんは、また一日をつぶして、「紋」を手籠に入れて捨てに行った。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
「山なしが、山へ来とるげ……」 部落の子供達が四五人、或は七八人も、手籠を一つずつさげて、山へそう云うものを取りに行っている時、トシエは、見さげるような顔をして、彼女の家の山へは這入らせまいとした。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
が、番人が現場へやって来る頃には、僕等はちゃんと、五六本の松茸を手籠にむしり取って、小笹が生いしげった、暗い繁みや、太い黒松のかげに、息をひそめてかくれていた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
」 法学生の堕落したのが、上部を繕ってる衣を脱いだ狼と、虎とで引挟み、縛って宙に釣ったよりは恐しい手籠の仕方。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
作例 · 標準
買い物には、丈夫な手籠を持っていくと便利だ。
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彼女は手籠に摘みたての野花をいっぱい詰めていた。
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ピクニックのために、お弁当と飲み物を手籠に詰めた。
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