根合わせ
ねあわせ
名詞
標準
neawase
文例 · 用例
なおも僕は、博士の手さきをみていると、そのうちに博士は鞄のなかに書類を一通り重ねあわせ、いったん鞄の蓋をやりかけたが、そのとき急に忘れていたことを思いだしたように、ポケットをさぐると、大型のピストルを一挺とりだし、右手にぐっと握った。
— 海野十三 『地球を狙う者』 青空文庫
「さあ連れてってよ、早く早く」 若い二人は、身体を重ねあわせるようにして、狭い階段をトントンと下に下りていった。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
暁の偵察 昭和十×年五月十五日の夜、帝都は、米国軍のために、爆撃さる―― と、日本国民は、建国二千六百年の、光輝ある国史の上に、これはまた決して書きたくはない文句を、血と涙と泥を捏ねあわせて、記さねばならなかった。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
そこは、学生の多い神田の、目貫の場所であって、書店や、ミルクホールや、喫茶店や、カフェや、麻雀倶楽部や、活動館や、雑貨店や、ダンスホールが、軒に軒を重ねあわせて並んでいた。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
いま検事や署長などが、屍体の傍に置いている台は、その部屋にあった二尺あまりの丸い卓子の上に、勝手に使っていた二尺の踏台を重ねあわせたものだ。
— 海野十三 『蠅男』 青空文庫
このとおり、全部あつめるとたいへんな量です」 警部モロは、鞄の中から、いろいろな形の紙を重ねあわせた書類束をとりだした。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
オルソクロマティック・フィルムとパンクロマティック・フィルムを重ねあわせて同時露出する方法のこの色彩映画が、何の後継者をももたずに亡び去ったことに、私たちはかぎりない感慨を今もなお懐いている。
— 中井正一 『色彩映画の思い出』 青空文庫
こうして、しばらくは、陳腐になった体系に熱中し、燃えるような想像力と子どもっぽい推理にみちびかれて、無数の対立しあった理論を素人のようにこねあわせ、種々雑多な知識のそれこそ泥沼のなかで絶望的にのたうちまわったが、これは、たまたまある事件がおこって私の観念の流れが変えられるまでつづいた。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
盆栽の植え替えでは、根合わせが非常に重要な作業だ。
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この苗木は、隣の木と根合わせをして植えるとよく育つ。
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職人は丁寧に根合わせを行い、植物がしっかりと根付くようにした。
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