考え直し
かんがえなおし
名詞
標準
文例 · 用例
此処に於てか吾人は、表現としての主観主義と客観主義とが、どこで特色を異にするかを、さらに今一度考え直して見ねばならない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
兄は私を通訳のかわりとしても、連れて行きたかったらしいのだが、私が断ったので、また考え直した様子で、それっきり外国の話を出さなくなった。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
考え直したらどうかね。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
盗んで、自分で気がつかぬ、という奇妙な心理も、俳句の天狗たちには、あり得る事かも知れないと僕は考え直した。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
「考え直してみないかね?
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
きのう、上杉氏から俳優としての天分を多少みとめられて、それだけは、鬼の首でも取ったように、ほくほくしていたのだが、けさ、眼が覚めた時には、その喜びも灰色に感ぜられて、なんだ、才能なんて、あてにならない、やっぱり人格が大事だなどと、まじめに考え直してしまっている。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
もう一度始めから考え直してみる必要がある。
— 寺田寅彦 『鸚鵡のイズム』 青空文庫
どうしてこれが思い切れましょう、因縁とでも申しますのか、どう考え直しましても、叱ってみても宥めてみても、自分が自由にならないのでございますから、大方今に責め殺されてしまいましょう。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫