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緡銭

びんせん
名詞
1
標準
文例 · 用例
やがて、相当の時を費しての後に、春照村の火の見のところまで一行が到着すると、その程よきところへ、約二百俵ばかりの米を積み上げさせ、別に盤台にのせて夥しい緡銭を積み上げさせました。
京の夢おう坂の夢の巻 大菩薩峠 青空文庫
むかし吉原の或る有名な太夫は緡銭を毛蟲と間違えたふりをして上品さを衒ったと云うが、大名の家庭に生れた貴婦人たちは銭を知らなかったどころではない、自分の体から排泄する物質をさえ、一生人に見せなかったのみならず、自分でも見ないようにした。
谷崎潤一郎 武州公秘話 青空文庫