捲り
めくり
名詞頻度ランク #22635 · 青空 13 例
標準
program board (concert, theatrical production)
文例 · 用例
母親は、腕捲りして、薔薇いろの掌を差出して手品師のように、手の裏表を返して子供に見せた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
それに老先生だって、一度あたしが保証の印を捺して、いまでもどんなに迷惑しているか、まさか忘れもしなさらないと見え、その後何にもいい出しなさりはしませんがね」 貝原は宮大工上りの太い手首の汗をカフスに滲ませまいとして、ぐっと腕捲りして、煽風器に当てながら、ぽつりぽつり、まだ、通しものの豆を噛んでいる。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
これも何か思い当る処あるらしく、客なる少女の顔をじっと見て、又た密と傍の寝床を見ると、少年は両腕を捲り出したまま能く眠っている、其手を静に臥被の内に入れてやった。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
高※とズボンを捲り上げて、古草鞋を着けさせられた晩成|子は、何処へ行くのだか分らない真黒暗の雨の中を、若僧に随って出た。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
捲り手の肱を曲げて手首から、垂々と血が流れる拳を握って、眦の切上った鋭い目にはッたと敵を睨んだが、打仰ぐ空次第に高く、鷲は早や光のない星のようになって消えた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
それでも瀬を造って、低い処へ落ちる中に、流れて来たものがある、勇美子が目敏く見て、腕捲りをして採上げたのは、不思議の花であった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
この、笠ぐるみ振分けを捲り手の一方へ、褌も見える高端折、脚絆ばかりの切草鞋で、片腕を揮ったり、挙げたり、鼻の下を擦ったり、べかこと赤い目を剥いたり、勝手に軒をひやかして、ふらふらと街道を伸して行くのが、如何にも舞台馴れた演種に見えて、巽はうかうか独笑してその後に続いたのである。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
それ裾が引ずって、だらしがないじゃありませんか」 はっきり判らぬが、多分そんなことを言って罵ったらしく、雛妓は声はなくして、裾を高々と捲り上げ、腰から下は醜い姿となり、なおも、女中の箱屋に背中をせつかれせつかれして行く姿がやがて丈高い蓮の葉の葉群れの蔭で見えなくなった。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
作例 · 標準
劇場のロビーには、今日の演目のキャストが書かれた捲りがあった。
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相撲会場では、取り組みの番付が書かれた捲りが掲げられている。
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このお店には、今日のおすすめメニューを記した手書きの捲りが下がっている。
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標準
mekuri karuta
作例 · 標準
おばあちゃんは、昔懐かしい捲りカルタで孫と遊んだ。
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日本の伝統的な遊びの一つに、捲りというカードゲームがある。
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博物館には、江戸時代に流行した捲りの絵札が展示されていた。
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