ぐうっと
ぐうっと
副詞
標準
(drink) at a gulp
文例 · 用例
達二が牛と、またあるきはじめたとき、泉が何かを知らせる様に、ぐうっと鳴り、牛も低くうなりました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
すると鯨が怒って水を一つぐうっと口から吐きました。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
次には、この土塊の円筒の頂上へ握りこぶしをぐうっと押し込むと、筒の頭が開いて内にはがらんとした空洞ができ、そうしてそれが次第に内部へ広がると同時に、胴体の側面が静かにふくれ出してどうやら壺らしいものの形が展開されて行くのである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
達二が牛と、又あるきはじめたとき、泉が何かを知らせる様に、ぐうっと鳴り、牛も低くうなりました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
」 みんながまたあるきはじめたときわき水は何かを知らせるようにぐうっと鳴り、そこらの木もなんだかざあっと鳴ったようでした。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
ただ手だけが小さい腕をぐうっと延して菓子袋に届き、蓑吉は上手に袋の口からなかの菓子を一つ握み出そうとした。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
そんなことを三度か、四度くりかえして、それから、はじめて、ぐうっと大きく引いて、こんどは朝まで。
— 太宰治 『女生徒』 青空文庫
またたく間に彼は私からずいぶんの額を借りることになったが、そのとき、彼はポルト酒をぐうっと一気に飲みほすと、まさに私が冷静に予期していたとおりのことをした。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫