思い余る
おもいあまる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to not know how to act or what to do
文例 · 用例
「……私は……」と彼は軈て思い余るものの如く口走った。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
宰相中将は思い余る時々にだけ情熱のこもった手紙を雲井の雁へ書いた。
— 梅が枝 『源氏物語』 青空文庫
思い余る心から、しいてここまで参ってしまったことは失礼に違いございませんが、これ以上のことをお許しがなくてしようとは存じておりません。
— 夕霧一 『源氏物語』 青空文庫
兵馬の胸にも実は、思い余ることがあるのであります。
— 道庵と鰡八の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
今の庵主は五十|許の品のよい老女で、この老女がこの頃になって何か胸に思い余ることがありげに、しきりに心を苦しめているのが、そう思って見れば他目にも見えます。
— 慢心和尚の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
僕女きょうだい一人もないのんで、お姉さん親身の姉や思て大事にしますさかい、お姉さんもどうぞほんまの弟や思て、何でも思い余ることあったら遠慮のう打ち明けて下さいませんか。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
作例 · 標準
例句