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将曹

しょうそう
名詞
1
標準
文例 · 用例
大きい門の闇の中に立って、高い窓へ「夜中、憚り様、将曹様へ急用」 と、益満が叫んだ。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
黒塗りの床柱へ凭れかかって、家老の、碇山将曹が「何んと――京で辻君、大阪で惣嫁、江戸で夜鷹と、夕化粧――かの。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
「世間の諸式が悪いというに、唄だけはよく流行るのう」 将曹が、柱から、身体を起して「ツンテレ、ツンテレ――か、のう。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
「大阪で、惣嫁」「テレ、ツテツテ、ツテテンシャン」「申し上げます」 将曹が、扇で、ぽんと膝を叩いて「えへん――江戸で、夜!
直木三十五 南国太平記 青空文庫
」 将曹の顔が、一寸険しくなった。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
そして、中から、箱を取り出して「これを御覧下されたい」 右手で、押出すと、伊集院が、将曹の前へ置いた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
将曹は、蓋の梵字を暫く眺めてから、蓋をとって、人形の包を、手早く開けた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
左源太が「裏側を――」 声に応じて、将曹が、人形を裏返した。
直木三十五 南国太平記 青空文庫